14歳 男子 バスケットボール
バスケ部の中学3年生。昨年の4月頃から右膝が痛くなり、我慢
していたら左も痛くなる。近所の整形外科や整骨院にも通ったが
全く良くならず、ごまかしながら練習をしていたが、3月末に
練習で相手に右膝がぶつかった際に激痛が起こり、それ以来練習
を休んでいる。ここまでは良くあるケースですが、当院のHPを
探して電話してきたのは親御さんではなく当の本人でした
始めはいたずらか興味半分かなと思いましたが(失礼)。どうやら
本気で予約をしたい様子なので。とりあえず予約をしました。
初診時に来院した際も本人1人で来院されました。彼の家は当院
から電車2回乗り換えて1時間半以上かかるところです。
中3とはいえオスグッドの治療で1人で来たのは初めてだったので
びっくりしましたが、しっかりとした好青年でした。
1年以上痛みを我慢していたので、当然治療前はこんな感じです。
これ以上は痛くて曲げられません
階段昇降時痛、走行時痛が著明で脛骨粗面の膨隆と圧痛もあります。
脛骨粗面のアプローチでてこずりましたが、なんとか初回でここまで
出来るようになりました。
その後も彼は一人で通院をして、4回目から練習にも復帰し、
6回目で終了となりました。
最後の治療のみ、お母さんが一緒に来たのでちょっと照れくさそう
にしていました。
お母さんいわく『お医者さんから時期が来れば治るからって言わ
れてるから、本人にも痛くても我慢しなさい!って言ってました。
でも全然良くならなくて・・・もっと早く来ればよかったです。』
今後は6月の最後の大会まで痛みから解放されてバスケに打ち込
めるでしょう