村上整体院の症例ブログ

埼玉県川越市村上整体院のブログです。日々の症例や治療についての考えを綴っています。

種子骨炎の本当の原因は・・

14歳 男性 硬式野球

 

8月末の練習後から右の足の裏、母趾の裏が痛くなる。

近所の整形外科でレントゲンと撮るが骨には異常なく、種子骨炎との診断。

9/14に運動会、15日に関東大会がかかった大事な試合があるので動けるようになりたいと当院を受診されました。

片足荷重やジャンプは痛みがあり、ケンケンはできない状態・・

 

種子骨炎とは?

種子骨炎は、足の母趾裏にある種子骨という小さな骨の炎症です。

種子骨は親指への衝撃を緩和する役目をしていると推定されています。

その種子骨に強い荷重の負担が掛かり続けて、種子骨を繋いでいる腱が炎症を起こした状態が種子骨炎です。重症になると種子骨が骨折することもあります。

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通常の種子骨炎の治療は足関節の固定力を上げるために腓骨筋と後脛骨筋という筋肉の促通と足内在筋の促通をメインに行います。

本来ならこれで十分痛みが引くのですが、問診の際にお母さんが「この子は小学6年で腰椎分離症、中1でオスグッドをやっています。今回の種子骨炎もなにか影響があるのでしょうか?」と言われていました。

これは重要な情報です。

腰椎分離症・オスグッド・種子骨炎に共通して影響する部位といえば・・・

そこを検査をすると一発で反応が出ました。

その部分の施術をすると、ジャンプ・ケンケン、ベッドから飛び降りまでやっても痛みが出ません。

お母さんもびっくりしていました。

 

今回の痛みの起こる原因と、今まで起こってきた症状の本当の原因を説明したら、納得されていました。

通常の足関節のトレーニング以外にも、その部分のセルフケアも指導させて頂きました。

 

来週末の運動会と大会に100%の状態で出れる様今後もフォローしていきますが大丈夫でしょう!

 

種子骨炎(足の母趾の裏の痛み)でお悩みの方は当院までご相談下さい。