60歳 公務員 女性 入間市より来院
去年の9月からの左足底腱膜炎。踵の裏が痛い
防災訓練で自宅まで20キロを歩いて帰るという訓練で痛くなる。
今は起床時の痛みが一番痛い。
動き出しの痛みもあるが、あとは普通に出来る。
レントゲンでは踵骨棘あり。
足底腱膜炎は踵骨(踵の骨)が足底腱膜に引っ張られて炎症と痛みを起こします。
起床時の1歩目が激痛と訴える方が非常に多く、長期に渡ると踵骨が棘のようにとんがってしまいます。これが踵骨棘です。
検査では足底の圧痛なし、股関節外転制限左右ともややあり。あぐらが苦手という。
なので多裂筋・内転筋・腓骨筋の促通をメインで行う。
足底腱膜炎は主に腓骨筋の筋力低下で起こります。
腓骨筋が筋力低下を起こすと代わりに後脛骨筋が強く働きます。すると足は後脛骨筋の牽引力でハイアーチになります。
足がハイアーチになると足底腱膜が張るようになり、その結果足底腱膜の付け根である踵骨部に牽引力が働き痛みが起こります。
ですので、腓骨筋をしっかりと促通するのが大事なのですが、単独で筋収縮させないと他の筋肉が代用してしまうのでそこが治療のポイントとなります。
この患者様ですが、3回の通院と自宅でのセルフケアでほとんど痛みがなくなりました。
一応5回通院して頂き痛みが全くないので終了となりました。
足底腱膜炎でお悩みの方は一度ご相談ください。
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