身体の冷えはすべての不調の根源、大病の入り口を言っても
過言ではありません!と前回のブロクでお伝えしましたが、
今回は実践編です!
今日から意識してやっていきましょう。
【実践1】衣服
衣服での対策は下半身を温める事が基本です!
冷えは下半身や身体の深部が冷たい状態にあります。
『下半身はしっかり温め、上半身は重ね着で調整』
冷えを感じる人と、感じない人の皮膚表面温度を比較すると、
顏、腹、腰、手のひら、手の甲では差がなかったのに対して、
冷えのある人は足背(足の甲)、足底(足の裏)、ふくらはぎ
の表面温度が低かったという報告があります。
寒い日でも、セーターなどの厚手の衣類をしっかり着込むという
のは少なくとも暖房した室内では不適当です。
暖房が効いていると汗をかくため、汗で熱を放出してしまうだけ
ではなく、汗が乾く時にも身体の熱を奪って、かえって身体を
冷やしてしまいます。
服の服装の基本は『下半身は暖かく、上半身は重ね着で調整』。
上半身の重ね着は、外気温や室温の状況によって調整できるよう
脱ぎ着しやすい前開きのものを選ぶ、マフラーや手袋を持ち歩く
工夫も大切です。
【実践2】入浴
の除去を促す!
38~40℃前後のぬるま湯のお湯に15分以上じっくり浸かり、
芯まで温まりましょう。
熱いお湯ではすぐにのぼせて短時間しか入れず、身体の表面が熱く
なるばかりで、身体の芯まで温まりません。ぬるめのお湯にじっくり
浸かることで、芯まで温まり血行が促進されます。
コツは、最初から肩まで浸からないこと。寒い冬は、肩まで浸かって
全身を温めたくなりますが、上半身だけ先に温まってしまい、冷えを
最も感じる足先が完全に温まりません。
お湯の中で足の指を動かしたり、ふくらはぎをマッサージするのも
血行促進に効果的です。
そして、入浴後は身体が冷える前にベッドに入ると質の良い睡眠を
得ることが出来ます。
【実践3】食事
偏った食生活では熱の生成ができずに血行不良に陥る!
野菜を食べない、米・パンや麺類などの炭水化物、レトルトやインスタント
食品ばかりという方はいませんか?
このような食生活で栄養バランスが乱れると、熱の生成に必要なタンパク質
やビタミン・ミネラルの不足が起こり、冷えを更に悪化させます。
また、偏食は貧血も招きます。
貧血によりヘモグロビンが不足すると栄養素が酸素不足で不完全燃焼を
起こし、身体を十分に温めることが出来ません。
血液量そのものが少なくなり、末梢への血液も不足し、特に手足などの
冷えの原因になります。
『身体を温める食べ物』『身体を冷やす食べ物』を知っておこう!
東洋医学には身体を温める『陽性食品』と身体を冷やす『陰性食品』が
あります。もちろん陰性食品の栄養も大切なので、加熱したり陽性食品
と食べ合わせましょう。
陽性食品:里芋・玉ねぎ・人参・ねぎ・レンコン・唐辛子・生姜・
りんご・チーズ・イワシ・マグロ・梅干し・鶏肉・牛肉などの
水分が少ない・硬い・寒い地域で育つ・赤やオレンジ色・苦味や
塩辛いもの・根菜類・赤身 等(例外もあります。)
陰性食品:レタス・トマト・なす・きゅうり・もやし・レモン・バナナ・
豆腐・こんにゃく・そば・タコ・カニ・うなぎ・馬肉 などの
水分が多い・柔らかい・暑い地方で育つ・白や紫色・酸味や甘みの
参考にしながらバランスよく食べることが大事になります。
冬場は陽性食品、夏場は陰性食品を多めに食事に取り入れるように
意識してみてくださいね。