こんにちは[emoji:i-179]
藤井です!
いよいよ本格的な夏を迎え、イヤな季節になりましたね。
私は出掛ける機会も減り、自宅でのんびり読書をするようになりました。
先日は朝井リョウさんの「何者」を読みました。
この作品は今年の直木賞に輝き、平成生まれの作家の受賞ということで大きな話題にもなりましたよね[emoji:i-189]
朝井さんの作品はこれが初めてだったのですが、「何者」というタイトル、目のない証明写真の羅列といったインパクトのある表紙に自然と手が伸びていました。
「何者」は就職活動をテーマにしています。
就活を控えた5人の若者は情報交換をきっかけに親しくなりますが、やがてそれぞれが牽制しあい、関係性も少しずつ変化していきます。
ポイントになっているのがSNS。
日常の会話とSNSでのつぶやきで構成されている文章は、なかなか新鮮であっという間に読み終わってしまいました(^O^)
登場人物のリアルな存在感、ちょっと怖いくらい生々しい心情、そして後半にかけてのドキドキ感と安堵。
非常に面白い作品でした。
これをきっかけに朝井さんにはまってしまいそうです[emoji:i-237]