村上整体院の症例ブログ

埼玉県川越市村上整体院のブログです。日々の症例や治療についての考えを綴っています。

短距離走者のシンスプリント

13歳 女子 陸上部

 

中学1年陸上部短距離。

1ヶ月前から左右のシンスプリントと左股関節の痛み。

小学生のときはテニスをやっていて小4で左オスグッドをやっている。

部活は普通にやっているが練習が終わってから痛い。

整形外科では骨に異常はないと言われて湿布のみ。

左右とも脛骨(すねの骨)上に圧痛あり。左鼠径部圧痛あり。

筋肉のハリが強いタイプ。

 

シンスプリントの治療は足関節を固定する後脛骨筋と腓骨筋のどちらかに

筋力低下があり、それをもう1つの筋肉で補うので関節の動きが正常に

行われなくなり、それが原因でスネに負担がかかり炎症・痛みを起こします。

 

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この2つの筋肉を促通させるのですが、単独で筋収縮をさせないと、他の

筋肉が代償してしまい、意味が無くなります。

そこが、ポイントとなります。

あとは、足の内在筋も促通を行います。

 

この患者さまですが、治療と同時に練習量を下げて無理しないようにしてもらい、

自宅でもセルフケアも頑張ってもらって、

数回の治療で全力で走っても痛みがなくなりました。

練習量を落とす、あるいは休む事もシンスプリント治療には重症です。

 

シンスプリントは長期に渡って痛みが起こるケースもありますので、早めの処置

が早期回復のカギとなります。

 

走るとスネが痛い!という人は我慢しないで早くご相談くださいね。

 

村上接骨院

 

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