14歳 男子 サッカー
クラブチーム所属の中学2年生。
1ヶ月前に試合中に右膝をひねり受傷。
近所の整骨院で膝の捻挫と診断。3週間練習を休んで1週間前から復帰する。
60%くらいのプレーは大丈夫だがそれ以上で強く蹴ると痛い。痛みは膝蓋骨内側の内側裂隙(膝関節の隙間)にある。圧痛もややある。完全屈曲、伸展時痛あり。
股関節の内旋制限あり。もともと身体も固い。
同じチームで以前通院していたチームメイトの紹介で車で片道1時間かけて来院。
今回の右膝は軽い半月板損傷もしていたかもしれない。うまく半月板が動いてない感じもありました。
初回の治療で治療後しゃがめるが突っ張り感が強いので、膝のセルフケアを指導してやってもらう。
1回の治療で90%でもボールを蹴っても痛みがなくなり
2回の治療で練習後のゲームもだいぶ動けるようになった。
3回の治療で普通に試合に出ても痛みがないので終了となった。
このケースではまず、膝がスムーズに関節運動が出来るように軸の合わせを行い、それと同時に膝関節を固定する筋肉(ここでは内側ハムと内転筋)をメインに促通して固定力を上げることで痛みがなくなり、普通にプレーすることができました。
捻挫などで炎症が起こるとその部分の筋力は確実に落ちます。
炎症が治まり、痛みが引いても、この筋力の低下を戻さないと関節運動が不自然な状態になり、また痛みを起こすのです。
関節をスムーズに動かすように、本来の動きと筋力を取り戻せば痛みは早期に無くなります。
これは膝関節に限ったことではありません!
膝の痛みでお困りの方は当院までご相談ください。