76歳 主婦
当院に通院していた患者さまの紹介。
3月頃から左臀部が痛かった。4月末からGWにかけて近所の茶畑の茶摘みに参加していたら4/30頃から左の脚がしびれるようになり段々痛みが出るようになる。
5月中旬に整形でレントゲン撮るが以前撮った時と特に変化がなく、痛みどめと湿布もらうが効果ない。
6月になり、自宅でも家事や歩行でも支障が出るので来院する。
症状は座位から立ち上がる時の痛みや歩行時痛。身体を反らすと痛みとしびれが強い。
趣味が裁縫でずっと猫背でやっているのでやや円背あり。
左の鼠径部に圧痛があり、左股関節は内旋制限があるので大腰筋の過緊張、多裂筋の筋力低下がある。
多裂筋や内転筋の促通、仙腸関節の調整などを行う。
去年虚血性大腸炎で入院して、食事制限で4キロ体重が落ちたので筋力も低下しているかも。
年齢的なものもあるので、ちょっと回数はかかるかもしれないと説明して出来る範囲でのセルフケアを指導させて頂きました。
その後、夏の暑い中でもバスと電車を使って治療に来て頂きました。
最近では、しびれ・痛みはほとんどなく、毎日30分の散歩や自宅でも家事も普通にこなしています。
骨盤や股関節を安定させる筋力の出力バランスを整えて、筋力低下を防いだことで、腰椎が安定して坐骨神経痛が無くなりました。
間隔を空けながら通院して頂きますが、日常生活動作には全く問題ないでしょう。
年齢的なもの、病気などの入院で筋力が落ちて、関節を支える筋肉が筋力低下すると関節の運動が不自然なものとなり、その結果、関節痛や今回のような坐骨神経痛を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症も同じ原因です。
立ち上がると脚が痛い、歩くと脚が痛いという方は当院までご相談くださいね。