78歳 男性
太極拳やゴルフなどを趣味でやっている。
6月あたりから左指先が少しづつしびれる様になり、徐々に手の甲や上腕の方まで痛くなる。7月末ころから痛みが強くなる。特に夜寝ている時に痛くて目が覚める。
5年以上前にも右手のしびれがあったが、それは整形で注射などして治っていた。
今回は当院に通院している患者さまの紹介で対処療法では無いものを受けたいと来院。整形外科的テスト法を行うと首が原因だろうとわかる。
首の可動域も狭くなっている。基本的に悪い患部は筋肉が硬くなっています。
何故頚椎周囲の筋肉が固くなってしまうか?これが大事です。
頚椎を支える筋肉の働きが弱いから頚椎に負担がかかるのです。
頚椎に負担がかかる筋肉は肩甲挙筋と斜角筋です。
この筋肉が硬くなって過緊張を起こしやすくなります。
首コリや頚椎症なども同じ事が原因です。
では何故、肩甲挙筋と斜角筋が硬くなるのでしょうか?
それは、肩甲骨の動きに関係があります。
肩甲骨から頚部にはたくさんの筋肉がついています。
特に頚椎を支える筋肉で重要なのは菱形筋と前鋸筋という筋肉です。
この筋肉のバランスが悪くなるとどちらか一方に負担がかかり、その結果、首の筋肉に負担がかかり、固くなって痛みやしびれを起こすようになります。
筋力低下を起こしている筋肉を促通して、バランスを整えてあげると肩甲骨の動きも良くなり、その結果頚部筋の負担も軽くなり、首の症状が取れていきます。
この方も5回で夜間痛もなくなり、7回で痛み・しびれもなくなりました。
お休みしていたゴルフも今月から復帰するようです。
首の痛み・腕のしびれでお困りの方は当院までご相談ください。