村上整体院の症例ブログ

埼玉県川越市村上整体院のブログです。日々の症例や治療についての考えを綴っています。

野球肘を克服してエースになった!

14歳 中学2年野球部 男子

 

小5で野球肘になってから今まで数回再発してその都度、数ヶ月休んでいる。

今回も3ヶ月前からの痛みで、今は軽いキャッチボールなら大丈夫だが塁間は痛い。

いろいろ治療に行っているがスッキリしない。

野球部のキャプテンがオスグッドで当院に通院していて、その紹介で来院する。

 

身体は細く、筋力不足がある。

まだ成長段階なので、過度に肘に負担がかけたくない。

中学で無理をして、この先投げられなくなった子供を過去にも多く見ている。

今回のケースは内側の痛みなので剥離骨折さえ気をつければ大丈夫だが、肘の外側が痛い場合は離断性骨軟骨炎の可能性が高く、そうなると肘の変形が起こるので長期間の東急禁止なることが多く、その先投げられなくなる可能性もあります。

 

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どの動作で痛みが出るのか?を確認して、肩甲骨・肩・肘・手首の筋肉を促通します。

特に肘や手首を固定している撓側手根屈筋と尺側手根屈筋、手の内在筋メインに促通を行います。

 

投球時に肘が下がってしまい、肘に負担がかかり、野球肘になることも多いので肩甲骨周りの筋肉(特に前鋸筋と菱形筋)をしっかりとコントロールすることで、肘が下がらない体幹を身に付けます。

この野球少年も徐々にキャッチボールの距離や強度を上げながら、無理をしないように気をつけて治療を行い、セルフケアもしっかりと行うように指導しました。

 

1ヶ月で普通に投げられるようになり

2ヶ月で念願だったピッチャーが出来るようになり

3ヶ月で3年生の引退で新チームのエースになりました。

 

お母さんも最近の試合での活躍を嬉しそうに話してくれます。

嬉しい報告を聞くと治療家冥利につきます。

 

今月の末から新人戦が始まります。

肘を気にせずに思う存分投げられるように、今後もフォローしていきます。

 

野球肘で思うようにボールが投げられずにつらい思いをしている野球少年・少女は

当院までご相談くださいね。

 

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産後の尾骨の痛み

44歳 主婦(会社員)

第2子出産後6ヶ月

 

主訴は尾骨の痛みで床で授乳してから立つ時がかなり痛い。

尾骨が直接当たって無くても痛い。もちろん当たっても痛い。

以前当院に通院していた患者さまの紹介で来院。

骨盤の開き(おしりが大きい)のも気になる。

 

出産によって骨盤周辺の筋肉の低下が起こります。

骨盤矯正をしても、その筋肉を以前のように戻さないと骨盤や腰椎(腰の骨)

を支える力が弱くなり、腰痛や尾骨などの骨盤の痛みが起こります。

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腰椎の前弯が消失しているので多裂筋の筋力低下が見られます。

骨盤矯正(と言ってもバキバキせずに優しい力で行う)に腰と内転筋の促通を行う。

 

あとは座位や立位での骨盤調整。

 

5回の通院指導と自宅でもセルフケアを指導しました。

その場で痛みが取れても、筋力はまた低下するので何度も促通して出力をあげないと

症状が落ち着かないからです。

 

途中夏休みの帰省などで治療期間が空いてしまいましたが、5回の治療で痛みも全くなくなり、お子さんとのディズニーランドデビューも出来ました。

産前に履いていたパンツも履けるようになりました!

出産後に尾骨の痛みを訴える方は非常に多く見られます。

産後1年くらいで骨盤は動きが固くなり、そうすると戻りにくくなったり、戻すのに回数がかかってしまうので、早めの受診をおすすめします。

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2年以上の梨状筋症候群(お尻の痛み)

54歳 会社員 男性

2年以上前からの右臀部の痛み。

近所の整骨院に10回位行ったがあまり良くならなかった。

レントゲンなどは撮ってない。通院していた整骨院では梨状筋症候群と言われる。

臀部をよくほぐしてくれたがすぐに固くなり、痛くなるの繰り返しだった。

 

日常生活動作には支障がないので本腰を入れなかったが、趣味のランニングを止めていて、復帰したいので来院。

症状は①常に鈍い痛みがある②夜中に目が覚めると臀部が痛い③寒くなると痛みが憎悪④股関節屈曲制限あり⑤あぐらがかけない。

検査では右の大腿筋膜張筋に圧痛あり。股関節外旋時痛と外旋制限あり(あぐら動作)。屈曲制限あり。

梨状筋もかなり固くなっていて、梨状筋のストレッチ検査をすると痛い。

梨状筋はお尻の深い所にある筋肉で、その下を坐骨神経が通っています。その梨状筋が硬くなってしまったり緊張してしまうことで坐骨神経を圧迫し、症状を引き起こす病態を「梨状筋症候群」と呼び、坐骨神経痛を引き起こす原因のひとつとして知られています。

梨状筋が硬くなり坐骨神経を圧迫することで症状を引き起こす梨状筋症候群。梨状筋が硬くなる原因は様々で、日常生活やスポーツなどで繰り返し負担がかかった場合や、股関節の異常による場合など多岐に亘りますが、はっきりとした原因が思い当たらないことも多くあります。

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大腿筋膜張筋と梨状筋が緊張状態ということは◯◯筋と◯◯筋が低下しているから腰椎や股関節の関節運動が正常に行われなくなってそれが筋緊張や痛みの原因になっていると説明して施術に入りました。

治療後はあぐらが楽になり、外旋制限もだいぶいい。

セルフケアを指導して自宅でもやってもらいます。

 

その後、帰省して座敷でのあぐら姿勢での食事会が多かったので、痛みが戻ったりしましたが、継続して治療を続けたことで、筋力低下していた筋肉が本来の動きを取り戻し始めたら、常にあった痛み・違和感や夜間痛がなくなりました。

 

まだ、可動域制限などがやや残っているので継続して治療していきますが、痛みはほとんど感じ無くなっています。

 

セルフケアも頑張って継続してくれているのも、症状が改善しているポイントです。

大人はセルフケアをサボる傾向が強いです。(口では早く治りたいと言っているのに)

子供はしっかりとやってくれます。(早く治ってスポーツしたいから)

 

何事も継続することで力を発揮出来るようになるのですね~

 

 

膝の痛みを最短で治す!

14歳 男子 サッカー

 

クラブチーム所属の中学2年生。

1ヶ月前に試合中に右膝をひねり受傷。

近所の整骨院で膝の捻挫と診断。3週間練習を休んで1週間前から復帰する。

60%くらいのプレーは大丈夫だがそれ以上で強く蹴ると痛い。痛みは膝蓋骨内側の内側裂隙(膝関節の隙間)にある。圧痛もややある。完全屈曲、伸展時痛あり。

股関節の内旋制限あり。もともと身体も固い。

 

同じチームで以前通院していたチームメイトの紹介で車で片道1時間かけて来院。

 

今回の右膝は軽い半月板損傷もしていたかもしれない。うまく半月板が動いてない感じもありました。

初回の治療で治療後しゃがめるが突っ張り感が強いので、膝のセルフケアを指導してやってもらう。

 

1回の治療で90%でもボールを蹴っても痛みがなくなり

2回の治療で練習後のゲームもだいぶ動けるようになった。

3回の治療で普通に試合に出ても痛みがないので終了となった。

 

このケースではまず、膝がスムーズに関節運動が出来るように軸の合わせを行い、それと同時に膝関節を固定する筋肉(ここでは内側ハムと内転筋)をメインに促通して固定力を上げることで痛みがなくなり、普通にプレーすることができました。

 

捻挫などで炎症が起こるとその部分の筋力は確実に落ちます。

炎症が治まり、痛みが引いても、この筋力の低下を戻さないと関節運動が不自然な状態になり、また痛みを起こすのです。

 

関節をスムーズに動かすように、本来の動きと筋力を取り戻せば痛みは早期に無くなります。

これは膝関節に限ったことではありません!

膝の痛みでお困りの方は当院までご相談ください。

 

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オスグッド治療の新常識?

12歳 小学6年 サッカー

 

市内の強豪チームの選抜選手。

3ヶ月前からの左OG。

近所の整形・整骨院に通院しているが改善しない。

そのチームの選手を何人も治療してきたので、チームのコーチに行くように言われて来院。

 

練習の途中から痛くなる。しゃがみ・ケンケンなどはOK。先週から平日の練習を休んで土日のみいっている。

身体のハリがかなり強いタイプ。

 

検査では右の大腿筋膜張筋に圧痛があります。

この場合、腸腰筋と内側ハムストリングスの筋力低下が考えられます。

多裂筋と内転筋でその筋力低下を補っているので筋肉の作用にアンバランスが起こり正常な関節運動ができなくなります。もちろん大腿直筋の過緊張も起こりやすくなります。

オスグッドの典型的なパターンです。

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治療は内側ハムと腸腰筋の促通をメインに内転筋も施術します。

そうすると、大腿筋膜張筋や大腿四頭筋と言った太ももの前側の筋肉が緩みます。

 

この少年も運動を休んで治療に専念して4回の治療で練習復帰、6回の治療に治癒となりました。

これから6年生は大会やセレクションが多くなる時期です。

オスグッド でお困りの方は我慢しないで早期治療が一番の近道です。

 

良い状態でプレー出来るようにお手伝いさせて頂きます。

 

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腕から手のしびれと痛みの施術

78歳 男性 

太極拳やゴルフなどを趣味でやっている。

6月あたりから左指先が少しづつしびれる様になり、徐々に手の甲や上腕の方まで痛くなる。7月末ころから痛みが強くなる。特に夜寝ている時に痛くて目が覚める。

5年以上前にも右手のしびれがあったが、それは整形で注射などして治っていた。

 

今回は当院に通院している患者さまの紹介で対処療法では無いものを受けたいと来院。整形外科的テスト法を行うと首が原因だろうとわかる。

首の可動域も狭くなっている。基本的に悪い患部は筋肉が硬くなっています。

 

何故頚椎周囲の筋肉が固くなってしまうか?これが大事です。

頚椎を支える筋肉の働きが弱いから頚椎に負担がかかるのです

頚椎に負担がかかる筋肉は肩甲挙筋と斜角筋です。

この筋肉が硬くなって過緊張を起こしやすくなります。

首コリや頚椎症なども同じ事が原因です。

では何故、肩甲挙筋と斜角筋が硬くなるのでしょうか?

それは、肩甲骨の動きに関係があります。

肩甲骨から頚部にはたくさんの筋肉がついています。

 

特に頚椎を支える筋肉で重要なのは菱形筋と前鋸筋という筋肉です。

この筋肉のバランスが悪くなるとどちらか一方に負担がかかり、その結果、首の筋肉に負担がかかり、固くなって痛みやしびれを起こすようになります。

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筋力低下を起こしている筋肉を促通して、バランスを整えてあげると肩甲骨の動きも良くなり、その結果頚部筋の負担も軽くなり、首の症状が取れていきます。

 

この方も5回で夜間痛もなくなり、7回で痛み・しびれもなくなりました。

お休みしていたゴルフも今月から復帰するようです。

 

首の痛み・腕のしびれでお困りの方は当院までご相談ください。

 

 

種子骨炎の本当の原因は・・

14歳 男性 硬式野球

 

8月末の練習後から右の足の裏、母趾の裏が痛くなる。

近所の整形外科でレントゲンと撮るが骨には異常なく、種子骨炎との診断。

9/14に運動会、15日に関東大会がかかった大事な試合があるので動けるようになりたいと当院を受診されました。

片足荷重やジャンプは痛みがあり、ケンケンはできない状態・・

 

種子骨炎とは?

種子骨炎は、足の母趾裏にある種子骨という小さな骨の炎症です。

種子骨は親指への衝撃を緩和する役目をしていると推定されています。

その種子骨に強い荷重の負担が掛かり続けて、種子骨を繋いでいる腱が炎症を起こした状態が種子骨炎です。重症になると種子骨が骨折することもあります。

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通常の種子骨炎の治療は足関節の固定力を上げるために腓骨筋と後脛骨筋という筋肉の促通と足内在筋の促通をメインに行います。

本来ならこれで十分痛みが引くのですが、問診の際にお母さんが「この子は小学6年で腰椎分離症、中1でオスグッドをやっています。今回の種子骨炎もなにか影響があるのでしょうか?」と言われていました。

これは重要な情報です。

腰椎分離症・オスグッド・種子骨炎に共通して影響する部位といえば・・・

そこを検査をすると一発で反応が出ました。

その部分の施術をすると、ジャンプ・ケンケン、ベッドから飛び降りまでやっても痛みが出ません。

お母さんもびっくりしていました。

 

今回の痛みの起こる原因と、今まで起こってきた症状の本当の原因を説明したら、納得されていました。

通常の足関節のトレーニング以外にも、その部分のセルフケアも指導させて頂きました。

 

来週末の運動会と大会に100%の状態で出れる様今後もフォローしていきますが大丈夫でしょう!

 

種子骨炎(足の母趾の裏の痛み)でお悩みの方は当院までご相談下さい。

 

短距離走者のシンスプリント

13歳 女子 陸上部

 

中学1年陸上部短距離。

1ヶ月前から左右のシンスプリントと左股関節の痛み。

小学生のときはテニスをやっていて小4で左オスグッドをやっている。

部活は普通にやっているが練習が終わってから痛い。

整形外科では骨に異常はないと言われて湿布のみ。

左右とも脛骨(すねの骨)上に圧痛あり。左鼠径部圧痛あり。

筋肉のハリが強いタイプ。

 

シンスプリントの治療は足関節を固定する後脛骨筋と腓骨筋のどちらかに

筋力低下があり、それをもう1つの筋肉で補うので関節の動きが正常に

行われなくなり、それが原因でスネに負担がかかり炎症・痛みを起こします。

 

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この2つの筋肉を促通させるのですが、単独で筋収縮をさせないと、他の

筋肉が代償してしまい、意味が無くなります。

そこが、ポイントとなります。

あとは、足の内在筋も促通を行います。

 

この患者さまですが、治療と同時に練習量を下げて無理しないようにしてもらい、

自宅でもセルフケアも頑張ってもらって、

数回の治療で全力で走っても痛みがなくなりました。

練習量を落とす、あるいは休む事もシンスプリント治療には重症です。

 

シンスプリントは長期に渡って痛みが起こるケースもありますので、早めの処置

が早期回復のカギとなります。

 

走るとスネが痛い!という人は我慢しないで早くご相談くださいね。

 

村上接骨院

 

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介護職員の腰痛

42歳 女性 介護職

 

訪問介護をやっている。

半年前から腰が痛くなったので近所のカイロに行って良くなる。

今週からまた腰痛が悪化してカイロに行くがどうしても矯正する時に力が入ってしまって上手く矯正出来ない。

ボキボキしない治療を探して来院。

伸展時痛>屈曲時痛。仙腸関節の痛み。起居動作時痛もあり。

左側屈すると坐骨神経痛が起こる。

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仕事で重いものを持つことが多く、腰を支える筋肉が上手く使えてない様子。

特に多裂筋と腸腰筋という筋肉が骨盤・腰・股関節を支える重要な筋肉なので

痛みが出ない程度に軽めから促通して刺激を入れる。

週1回の治療を勧めて来てもらう。

 

5回治療して、しっかりと促通出来るようになり、痛みも無くなりました。

仕事で負担がかかるので定期的な治療を自宅でのセルフケアを継続するように

指導しました。

 

腰痛が繰り返し起こる、なかなか治らない、という人は腰部を支える筋肉に問題

があり、その結果関節が正常な動きを行えなくなり、一部分にばかり負担がかかる

ので関節が炎症を起こしたり、筋肉が異常を起こして痛みを発します。

 

ですので、腰部を支える多裂筋と腸腰筋をしっかりと使えるようにすることが重要

です。

人間の身体には関節を支える重要な筋肉が12個存在します。

この12の筋肉がしっかりと出力されさえすれば、関節由来の痛みはほとんど消失

します。

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なかなか治らない腰痛でお困りの方はご相談ください。

 

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自律神経の不調からくる頭の重さや耳の閉塞感

 47歳会社員 男性

 

 3ヶ月前からの症状。以前にもなったがそれはすぐに治った。

仕事でのストレスや人間関係もある。受け止めいてしまうタイプだと言っている。

①頭が重い(モーっとする)②耳の違和感(閉塞感・両側)③身体全体が重い(特に朝、日中はまだまし)④右坐骨神経痛(1年前から)⑤中途覚醒からの寝不足。などの自律神経のトラブルから症状が多い。

 

耳の違和感があるので耳鼻科に2回行くが特に異常なし。

 

自分でいろいろ調べて自律神経かなと来院。

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当院での複数の検査を行うが、どれも前頭部に強い反応あり。

前頭部の反応は脳の疲労(オーバーヒート)からの来ていると説明して自律神経治療。

脳の疲労を回復させるポイントは◯◯にあります。

 

治療後の検査で前頭部の反応がかなり消失している。

通院計画の説明と呼吸法のセルフケアを指導してやってもらう。

 

現代人に多い脳の疲労による身体のコントロール機能の乱れは、それが筋骨格系の症状となって出るケースと自律神経の不調として出るケースがあります。

このケースは7回の治療で前頭部に反応がほぼ消失して、自律神経の諸症状もほとんど無くなりました。

 

坐骨神経痛の症状がやや残っているので、今は坐骨神経痛の治療をメインに行っています。

 

自律神経の不調は検査によって脳循環回路システムのどこにトラブルがあり、症状を起こしているのかを見極めて、原因の反応部位を施術することで症状が軽快します。

 

自律神経のトラブルでお困りの方は当院までご相談ください。

 

村上接骨院

 

 

アキレス腱炎

17歳高校3年バスケ部 群馬県より

 

去年の秋からの右アキレス腱痛

インターハイ常連の強豪校なので我慢しながら練習をしているが、痛みが強い時は休んでいる。最近は歩行もやや痛い。ジャンプはかなり痛い。

アキレス腱に圧痛や腫れていて肥厚がある。

かなり我慢してやってきたのだろう・・・

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以前、チームメイトが膝の治療で当院に通院していたので紹介されて来院。

地元の治療院に行くがあまり良くない。

右大腿筋膜張筋に圧痛あり、股関節外旋制限あり。

右腰もずっと痛かったというので腰からも影響も考える。

基本は足首を固定する筋肉である腓骨筋と後脛骨筋の促通を行い、足内在筋にも促通をする。

足底を見ると母指球に肥厚があり、バスケのピポットで固くなっている。

これでジャンプOK。

 

連動部位の腸腰筋や多裂筋の施術でベッドからの飛び降りまでOK。

セルフケアやってもらう。強豪校(インハイ予選は決勝で負けた)なので練習量も多いだろうが、少しでも良くしたいので週一で来るように指導する。

 

その後、痛みが戻ったりしながら治療を続けて、4回の治療で練習も復帰してもほぼ痛みが無くなる。

 

自分以外の3年生はインターハイで卒部。でもどうしてもウィンターカップに出たいので一人残って2年生チームと全国を目指している彼女。

勉強との両立も大変だとは思いますが、最後の大会で痛みなく走れ回れる様に今後もサポートしていきます。

アキレス腱の痛みでお悩みの方はご相談ください。

 

村上接骨院

何度も繰り返す腰痛

46歳 男性

会社員(デスクワーク)。2週間前からの腰痛。骨盤部分(仙腸関節)の痛み。

ぎっくり腰を今までにも数回やっていて、数日で治るので今回も治ると思っていたが、なかなか治らない。

近所の整骨院に行って痛みは半分くらいにはなったがそれからスッキリしない。

運動は全くやらない。座ってばかりの仕事。

屈曲時痛++、伸展はOK。

普段からほとんど身体を使わない仕事なので柔軟性もなくガチガチ、これではちょっと負担がかかるとすぐにぎっくり腰になります。

長時間のデスクワークだと多裂筋の筋力低下が起こり、腰椎が後弯(猫背)になります。

その分、腸腰筋の過緊張がおこり、負担がかかりずぎてぎっくり腰になります。

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この場合、腸腰筋を緩めれば痛みは軽減されるのですが、腸腰筋(特に大腰筋)は深層にあり、上に小腸や深層の筋肉があり、直接触るのはほんの小さい部分のみとなります。

ですので、まずは多裂筋を促通します。そうすることで、相反作用で腸腰筋が緩みます。

今回のケースも3回の治療で痛みは無くなりましたが、出来るだけ痛みが戻らないように計5回治療して終了しました。

定期的にセルフケアで多裂筋に刺激をいれるようにすれば、ぎっくり腰も防げると思います。

軽い運動やウォーキング、ストレッチなども日頃から行えば更に良いのですが、繰り返す人に限って痛みがなくなればやらなくなるものでなんですよね~

 

スッキリしない腰痛でお困りの方は当院までご相談ください。

 

村上接骨院

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脊柱側弯症の腰痛の治療について

側弯症(そくわんしょう)とはとは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあります。

左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)、などの変形を生じます。
側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあります。

日本での発生頻度は1~2%程度で、女子に多くみられます。
原因不明の側弯を特発性側弯症といい、全側弯症の60~70%を占めます。

つまり、側弯症のほとんどが原因不明なのです。

整骨院や治療院にはこの側弯症による腰痛や背部痛を訴えて来院される方もいらっしゃいます。

側弯症のほとんどのケースにおいて、胸椎は右側弯、腰椎は左側弯が多いので、患者様は左の腰が痛いと訴えることが多いのです。側弯側の筋肉が収縮して固くなるからです。(下の図の赤丸の部分)

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ですので、普通は固くなっている左の腰部をマッサージしてほぐすのが一般的な治療なのですが、それだとすぐに固くなったなかなか良くなりません。

この場合、痛みの原因は左の固くなった腰部にあるのではなく、右側の腰部の筋肉の筋力低下が本当の原因です。(上の図の青丸の部分)

右の腰部の筋力低下によって左腰部に負担がかかりすぎて、過緊張を起こしてしまいます。ですので、右の腰部の筋力をアップするのが治療への近道です。

腰椎や骨盤を支えている筋肉は前側の「腸腰筋」と後ろ側の「多裂筋」です。この2つの筋肉をしっかりと促通して低下している筋出力を上げて腰椎の固定力をアップすると左の腰部への負担が下がり、過緊張が緩和されます。

当院では腸腰筋と多裂筋をピンポイントで促通して側弯症の腰痛を軽減させることが可能です。

腰痛でお困りの方は当院までご相談ください。

 

村上接骨院

 

 

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スマホ腱鞘炎の治療〜川越市の村上接骨院

33歳 女性 

普段は首や肩の痛みで定期的に通院している女性。

今回の治療の際に「最近スマホの使いすぎからなのか手首が痛いので診てほしい」と言われました。

確認すると手首の母指側の痛みがあります。

フィンケルシュタインテストという整形外科的検査法でも痛みがあります。

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ドケルバン腱鞘炎というやつです。

そもそも「ドケルバン病」とは、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の腱鞘炎のことで、親指の付け根や手首の親指側に発症し、親指を動かしたり手首を曲げたりしたときに、該当箇所がズキッと痛んだり、指が腫れたり動かせなくなったりする可能性もあります。

スマホ腱鞘炎」と呼ばれることもあり、最近の原因で多いのはスマホの使いすぎで、特に片手で長時間、親指ばかりを酷使するような使い方をしている人は注意が必要だ。ほかにもPCのキーボードを強く叩きすぎるような人や、楽器演奏が原因となったりすることもあります。

当院ではこのスマホ腱鞘炎の治療法が確立しています。

手首を固定する撓側手根屈筋と尺側手根屈筋の使い方のバランスが悪くなると手首が不安定になり、この腱鞘炎を発症します。

 

とくに尺側手根屈筋の筋力を促通して使いすぎの撓側手根屈筋を緩めるのが重要です。

あとは、手の内在筋の出力も上げることも重要です。

これは、ばね指やヘバーデン結節にも同様の事が言えます。

 

今回のケースはまだ比較的軽症だったので5分ほどの治療でフィンケルシュタインテストも痛みなくできるようになり、患者様も何が起こったのかイマイチ理解出来てないようでした。

 

ドケルバン病(スマホ腱鞘炎)は放置しておくと、ちょっと触れただけでも激痛が起こったり、長期化してしまうので、早めの処置をオススメします。

 

腱鞘炎でお困りの方は当院までご相談くださいね。

 

埼玉県川越市 村上接骨院

 

脚が重くて走れない!陸上部中学生

14歳 中学3年陸上部(長距離)。

同じ部活の友人からの紹介。主訴は3週間前からの左右下肢の重い感じ。走ると脚が重くて前に出ない。

特に痛みなどはない。部活で走り出すと症状が出て、タイムも20秒落ちてしまった。

顧問の先生に相談したら、スポーツ貧血かもと言われてヘム鉄を1週間前から飲み始めたが変わらない。

特に筋肉の硬さなどはない。

受傷原因も特に無いので、筋骨格系以外のアプローチが必要だろうと、バランステストで感覚器や脳の反応を見る。すると前頭部++。

完全に脳のオーバーヒートの反応。聞くと、スマホを確かに良く使っていて、毎日12時頃にて6時に起きるので中学生にしては寝不足。大会が近くて、もともと緊張しやすいタイプだいう。

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現代はとにかく情報があふれています。

スマホ、パソコン、テレビなどなど

その情報を脳で必要?不必要?を判断してその情報を身体に送っています。

スマホなどを長時間やっていると脳が興奮状態になり、その結果脳のオーバーヒートが起こってしまいます。

そうすると誤った情報を身体に送ることがあり、それが心身の不調をなって現れるのです。

当院では脳のオーバーヒートの治療法が確立しています。

治療後はバランステストでも反応軽減していました。

大会まではとにかくできるだけ多く寝るように、呼吸法の指導をしました。

あとは、脚を挙げる筋肉(特に腸腰筋・内転筋・内側ハムストリングス)の促通を行い筋骨格系からも同時にアプローチしました。

 

その後、5回の治療で徐々に状態が回復して普通に走れる様になったので終了となりました。

 

自立神経失調症の症状でお悩みの方は、この「脳のオーバーヒート」が原因になっていることが非常に多いので、薬を飲んでいるが効かない、心療内科に行っているが効果が無いとお悩み方は当院までご相談くださいね。