村上整体院の症例ブログ

埼玉県川越市村上整体院のブログです。日々の症例や治療についての考えを綴っています。

サッカー少年のシンスプリント

13歳 男子 サッカー 入間市より来院

 

以前オスグッドを当院で治療したサッカー少年。今度は左右のシンスプリントです・・・

 

軽いジョグ程度でも痛みがあり、練習も見学中。圧痛や腫れもあります。

 

シンスプリントは、スネの内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状。

脛骨過労性骨膜炎とも言って、走行系のスポーツ障害の代表のような疾患です。

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シンスプリントの治療は関連している過緊張と起こしている筋肉をまずしっかり緩めて、それからは筋力低下を起こしている筋肉に促通して足関節や膝関節の安定性を高めます。

ここで言う筋力低下を起こしている筋肉は腓骨筋や後脛骨筋。

足関節が不安定になると関節運動が正常に行われなくなり、その結果、着地する足がズレてしまい、スネや足首に痛みを起こします。

 

あとは、連動部位をゆるめます。こんなとこ関係あるの~?ってところも緩めます。

 

すると、ジャンプしても痛みがなくなります。

(程度の酷い方は苦労することありますが・・)

 

2回目の治療でジャンプ・ケンケンOK

 

3回目の治療で練習別メニューで復帰

 

4回目で通常練習復帰

 

5回目で痛みないので終了となりました。

 

この時期は大会やセレクションが多く、予約が取りづらい状況でご迷惑お掛けしていますが、痛みを我慢しないで早めにご相談下さい。

 

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川越市で交通事故の治療ができる病院

 当院は交通事故治療専門治療院です。平日夜9時まで受付しています。

 お仕事帰りでも間に合います!

 

当院は厚生労働省から認められている治療院です。

 

交通事故の負傷者は毎年100万人以上を超えているにも関わらず、多くの方は病院でしか治療を受けられないと勘違いされております。

 

 実は、接骨院も厚生労働省から認可を受けている医療機関なので治療を行うことが可能なのです!!

 

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接骨院は交通事故治療の『専門家』なのです!!

 

病院などでも交通事故を取り扱ってますが、むち打ち症や腰部捻挫などの治療は特別な知識を必要とするので専門に取り扱う必要があります。

 

接骨院の先生が持つ、柔道整復師をいう国家資格はむち打ち損傷の70~80%を占めると言われている頚椎捻挫に対して専門の治療を行うことが出来ます。

 

『むち打ちは大きな病院』を思っている方は非常に多いようですか、『取り扱っている』のと『専門的』とでは回復に大きな差が出ます。

 

 何にでも『専門』があるように、柔道整復師はむち打ち症なような『急性外傷の専門家』です。

 

 むち打ち症の主症状である首が回らないといった症状は数回の治療で明らかな改善を体感して頂いています。

 

むち打ちは治らないものと諦めている方も、ぜひ一度ご相談ください。

 

 あなた自身、そしてあなたの大切な家族や友人の為にも交通事故に遭遇してしまったら、当院にご連絡下さい。

 

 責任を持って治療させて頂きます。 

 

 交通事故治療についてはホームページの『交通事故治療』のページをご覧ください。

 

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半月板損傷手術後の痛み

75歳 女性 

昨年の10月に町内の運動会で急に走ったら痛くなる。

MRI検査で半月板損傷と診断され今年の1月に手術する。

それ以降リハビリをしているが、手術前より少し良くなった程度でまだかなり痛い。

しゃがみは90度まで。

姿勢移動時などに痛みあり。

水が溜まっている・・筋力もだいぶ低下している。

 

膝の関節を支える筋肉を促通を促通して軸の歪みを整えて初回は終了。

ゆっくり行えば完全にしゃがめるようになり患者さんもびっくり。

炎症が起こっているのでアイシングの指導と自己療法を指導しました。

 

半月板損傷は膝の捻りなどの関節軸を戻すことと、膝を固定する筋肉の筋力低下を

戻すことで、正常な関節運動が行えるようにすれば、徐々に痛いは引いてきます。

あとは、異常運動によって起こっていた炎症を取り除けばOK。

(損傷がひどくて、捻れや筋力低下を戻しても、症状が続く場合は手術も検討になります。)

 

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3回目の治療でたまに痛くなる程度で日常生活動作にはあまり痛みを感じなくなる。

4回目の治療でお風呂での正座も出来るようになった。

5回目の治療で正座・ジャンプも痛みなく出来るようになったので終了として、今後は

筋力アップを自己療法で行なってもらうことにした。

 

バレーボールをしているようで、『また復帰したいわ~』と何度も言っていました。

もう少し筋力が戻って関節に強い負荷をかけても大丈夫までに回復すれば、復帰出来るかもしれませんね。

いくつになっても目標を持って日々生活することはすばらしいことですね

 

膝の痛みや半月板損傷を診断されてお困りの方は当院までご相談くださいね。

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サッカー少年のオスグッド~東京都板橋区より来院

12歳 男子 サッカー 東京都板橋区より来院

 

クラブチーム所属の中学1年生。

4月中旬からの左右のオスグッド。クラブチームの練習が中学になりきつくなり発症。

2週間前から練習を休んでいる。

しゃがみ不能・・・ジャンプ・ケンケン時痛もかなりあり、これは重症。

 

連動部位はどこもかしこも硬く、患部の治療もまともには出来ません・・・初回は緩めることに専念。

緩めると言ってもハリが強く、すぐに力が入ってしまうので、拮抗筋を促通して相反作用を利用して対象の筋肉を緩めます。そうすると、すんなりと筋肉が緩んでくれます。

 

3回目の治療で痛いが完全にしゃがめるようになり、ケンケンやジャンプの痛みも軽快する。

4回目の治療中にこの通常のオスグッド治療ではどうも反応が悪いのでちょっと目先を変えて治療をおこなう。患者くんのなにげない一言がヒントをくれました。

5回目の治療前に確認すると痛みがかなり軽減しています。これは前回の方法が正しかったということです。ダッシュも70%でも痛くありません。

6回目でダッシュ100%OKなので練習復帰許可

7回目で練習も痛くないので終了

 

オスグッドと言っても、症状や原因はいろいろです。

今回のケースも通常の治療をしていたらもっと回数がかかって、迷路に入ってしまうところでした。問診や治療中の会話の重要性を改めて認識した症例でした。

 

オスグッドでお困りの方は当院までご相談ください。

 

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半月板損傷の治療終了~川越市内より来院

70歳 女性 

昨年の夏に太極拳の練習中に右膝を捻る。

整形外科にて半月板損傷と診断、週に1回注射を打っている。

太極拳を休んでいるが痛みが引かないので当院を受診する。

 

しゃがみ時痛があり、関節周辺に常に鈍い痛みがある。

年齢的にも変形性関節症が多少入っているので少し回数がかかることを説明し治療を

行いました。

 

治療を重ねるごとに少しづつ良くなっていき、7回の治療でしゃがみ時痛のほとんど無くなったのでウォーキングや軽い太極拳を復帰しました。

 

結局10回治療を行い、太極拳も普通に出来るようになり、先日は尾瀬の15kのハイキングも大丈夫だったので終了となりました。

 

痛みなく趣味が出来るようになり良かったですね。

あまり大事にしすぎると筋力が落ちますから、適度に使ってくださいね~

 

 

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膝の内側の痛みは変形性膝関節症だけじゃありません

54歳 女性 介護職

 

3ヶ月前から少し膝の裏が痛かった。

1ヶ月前から左膝の痛みが強くなり、翌日に整形外科でレントゲン撮るが特に異常なし。

湿布と痛み止め処方。

その翌日からは歩行困難で荷重が出来ないようになったので、整形外科に再度受診すると変形性膝関節炎の初期と言われ、注射するが効果ない。

松葉杖を出されて生活している。来院時も松葉杖をついて来た。

仕事も痛くて休んでいる。

 

詳しく話を聞きながら、痛みの部位を確認すると、痛みがあるのは関節ではなくて鵞足部・・・圧痛や熱感もある。

整形外科のドクターは患部を確認せずにレントゲンだけで判断したのかもしれません。


座った状態での抱え込みはOKで、座位で膝を伸ばすとやや痛い。

荷重や歩行はかなり痛い。

 

患者様に鵞足炎の説明をする。

 

鵞足炎(がそくえん)とはあまり一般的には知られていませんが、膝の内側にある部分で見た目が鳥の足のように見えるため解剖学的に鵞足部と呼ばれています。
鵞足を構成する筋肉は3つあります。
1.縫工筋
2.薄筋
3.半腱様筋
の3つの筋肉の腱で構成されております。

この3つの筋肉の付着部が筋肉の過緊張や強い負荷の継続などによって引っ張られて炎症を起こしたものが鵞足炎です。

症状は症状は歩行や階段、立ち上がる動作やあるき出しで膝の内側が痛みます。

あぐらが痛いという人もいます。

 

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検査では左鼠径部圧痛あり、股関節外旋時痛(これはあぐら動作)。

腸腰筋に過緊張があるので、その連動筋である内側ハムストリングスの過緊張が起こり、それが今回の鵞足炎の痛みの大きな原因となっています。

2ヶ月前から膝の裏側が痛かったのもその伏線だと思われます。

 

痛みや炎症が強いので運動連鎖の肩甲骨の促通から始めて足関節の調整、その後痛みを確認しながら膝や腰の促通を行いました。
特に半腱様筋を緩めるためにマッサージやストレッチも大事ですが、拮抗筋からの相反作用や1b抑制などを利用するともっと効果的に緩めることができ、かつ膝関節の安定性が格段にアップします。

アイシングとセルフケアを指導してやってもらいました。

2回目に来院されたときには松葉杖なしでも歩けるようになりました。

 

継続して治療を続けていただいたので、痛みが無くなり、介護の仕事にも無事復帰することが出来るようになりました。

当初の痛みがかなり強いので心配しましたが、無事回復して良かったです。

膝の内側が痛くて、腫れがある。でも注射が全く効果がないという方は、もしかしたら鵞足炎かもしれませんよ。

 

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朝イチが痛い坐骨神経痛

41歳会社員(肉体労働)

 

当院に坐骨神経痛で通院していた患者様の会社の従業員さん。社長さんが一度診てくれないかと紹介してくれて来院。

 

2ヶ月前からの左坐骨神経痛。

特に臀部と大腿の痛み・しびれ。

日中はそれほどでもないが、寝ている時と朝イチが痛い。

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 検査では右短下肢が強い。股関節も動きが固い。

左大腿筋膜張筋に圧痛と股関節外旋時痛がある。

骨盤の歪みがあるのでブロックで骨盤を修正してから多裂筋・腸腰筋の促通をメインに施術を行う。

ヒップアップ(お尻上げ)の動作が検査のときにはほとんど上がらなかったが、促通後はヒップアップが楽になる。

 

 今回のケースは多裂筋の過緊張によって、腸腰筋が筋力低下を起こしたパターン。

腰椎は過前彎になりやすく、大腿筋膜張筋や大腿四頭筋も緊張が強くなります。

 

ですので、多裂筋の過緊張を緩めて、腸腰筋の出力を上げるように施術すれば良い。

というのは簡単だけど、するのは大変。

でも、相反作用を使えば多裂筋も簡単に緩めることが可能です。

 

現在では朝イチの痛みも10→1くらいになり、起床後3分だけ痛くてあとは夜、寝るまで全く痛みを感じなくなりました。

あと1・2回でその3分の痛みもなくなるでしょう。

 

坐骨神経痛でお悩みの方は当院までご相談ください。

 

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手首の痛み クライマーのTFCC損傷

40歳 男性 会社員

以前は膝の痛みで来院していたが、痛みが無くなり趣味のクライミングを楽しんでいた。

2ヶ月くらい前からクライミングの最中に手首の小指側が痛くなることが多くなる。

クライミングジムの仲間に聞いたら「それはTFCC損傷でクライミングをする人には多い怪我だ」と言われる。

以前から、体の不調があるとすぐに治療に来てくれるかたなので、今回もすぐに予約して頂き来院されました。

 

ドアノブを回す動作や、尺屈(小指側に動かす)と手首の小指側に痛みがあります。

 

TFCCとは,腕の骨(尺骨)と手指の骨(手根骨)の間の小指側にある三角の形状をした組織のことです。日本語では「三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)」といいます。

この組織は,肘の靭帯や膝の半月板と同じように骨ではありません。いくつかの靭帯や軟骨が組み合わさった軟部組織の総称になります。

TFCCの役割は,手首の滑らかな運動を実現するためのベアリングのような働きや,手首の外側の衝撃を吸収するようなサスペンションのような働きをすることです。

TFCCがあることにより,手首は安定的に保持され,人間は手首を複雑に動かすことができるのです。

このTFCCが外傷などによって傷つくことを「TFCC損傷」と呼びます。手首を酷使する野球やテニスのようなスポーツでも,スポーツ障害のひとつとして発症します。

特にクライミングは手首に負担がかかるスポーツですのでこのTFCC損傷が多発するようです。

 

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重篤な状態の場合は手術も必要になってしまいますが、まだそこまでは損傷していないので当院の施術で十分に回復出来ます。

このTFCC損傷は手首や指を使う筋肉の使い方の偏りにより、関節の運動が違う軌道になるために同じ部位に負担がかかり、損傷をおこしてしまいます。

ですので、手首の固定に関わる筋肉(ここでは特に撓側手根屈筋と尺側手根屈筋)を促通して、更に手の内在筋も促通することで、正常な関節運動を取り戻すと、TFCC にかかる負担が軽減されて痛みがなくなります。

 

この患者さまは◯◯の促通も同時に行い、3回の通院で日常生活動作はほとんど痛みがなくなり、5回でクライミングをしても痛みがなくなりました。

もちろん、普段のセルフケアをしっかり行って頂いたのも早く治った要因です。

長い間、我慢していたり、繰り返し痛みを起こしている場合はもっと治療回数がかかる可能性があります。

 

テニス・ゴルフ・剣道・野球などで手首をよく使うスポーツには多いTFCC損傷でお悩みの方は当院までご相談くださいね。

 

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スイミングすると起こる腰痛

45歳 会社員

趣味は水泳(海を泳ぐオープンウォータースイミング)やマラソン。

7月にオープンウォータースイミングの大会があったので5月からかなり練習をした。結局大会は雨で中止となったがそれ以降腰の痛みがある。

 

第4・5腰椎の棘突起の圧痛がややあり。やや反り腰。屈曲時痛=伸展。

特に座っている体勢とスイミング後が痛くなる。

家族の紹介で来院。

 

検査では多裂筋の緊張が強い。

多裂筋は腰椎の反りを作る大事な筋肉ですが、働きすぎると反り腰を強くしてしまい、椎間関節などに炎症を起こしやすくなります。

それが悪化すると、腰椎分離症からすべり症になり、慢性的に腰を反ると痛い状態や坐骨神経痛なども併発してしまいます。

この方はまだ分離症まではなったなかったので良かったです。

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治療は腰と肩甲骨を支える筋肉の促通をメインで行います。

特に多裂筋の拮抗筋である腸腰筋の促通や前鋸筋などの促通をメインに行いました。

 

8月、9月にも大会があるので、それまでにはいい状態にしたいという事で、自宅で行うセルフケアを毎日継続してもらい、治療にも来て頂きました。

 

7回通院して頂き、スイミングしてもジョギングしても痛みが無いということで無事終了となりました。

治療の感想を投稿してくださいました。

ありがとうございます。

 

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「普段からスポーツしているから筋肉には自信がある」という方も筋肉の使い方のバランスが悪いと関節が不自然な動きをするようになり、結果関節の痛みとなります。

 

スポーツすると腰が痛いという方は当院までご相談ください。

 

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高齢者の筋力低下は坐骨神経痛を起こします!

76歳 主婦

当院に通院していた患者さまの紹介。

3月頃から左臀部が痛かった。4月末からGWにかけて近所の茶畑の茶摘みに参加していたら4/30頃から左の脚がしびれるようになり段々痛みが出るようになる。

5月中旬に整形でレントゲン撮るが以前撮った時と特に変化がなく、痛みどめと湿布もらうが効果ない。

6月になり、自宅でも家事や歩行でも支障が出るので来院する。

症状は座位から立ち上がる時の痛みや歩行時痛。身体を反らすと痛みとしびれが強い。

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趣味が裁縫でずっと猫背でやっているのでやや円背あり。

左の鼠径部に圧痛があり、左股関節は内旋制限があるので大腰筋の過緊張、多裂筋の筋力低下がある。

多裂筋や内転筋の促通、仙腸関節の調整などを行う。

去年虚血性大腸炎で入院して、食事制限で4キロ体重が落ちたので筋力も低下しているかも。

年齢的なものもあるので、ちょっと回数はかかるかもしれないと説明して出来る範囲でのセルフケアを指導させて頂きました。

 

その後、夏の暑い中でもバスと電車を使って治療に来て頂きました。

 

最近では、しびれ・痛みはほとんどなく、毎日30分の散歩や自宅でも家事も普通にこなしています。

骨盤や股関節を安定させる筋力の出力バランスを整えて、筋力低下を防いだことで、腰椎が安定して坐骨神経痛が無くなりました。

間隔を空けながら通院して頂きますが、日常生活動作には全く問題ないでしょう。

 

年齢的なもの、病気などの入院で筋力が落ちて、関節を支える筋肉が筋力低下すると関節の運動が不自然なものとなり、その結果、関節痛や今回のような坐骨神経痛を引き起こします。

腰部脊柱管狭窄症も同じ原因です。

 

立ち上がると脚が痛い、歩くと脚が痛いという方は当院までご相談くださいね。

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原因不明で入院までした腰痛

23歳 会社員 女性

特に思い当たる原因が無いが、今年の5月頃から右腰が痛くなり、徐々に憎悪して動けないくらいになる。

地元の整形や病院に行って検査するもレントゲン、MRIともに特に異常なし。

ロキソニンもらうが全く効かず。

6月末にぎっくり腰のような感じになり、全く動けなくなり、安静の為に埼玉医大に2週間入院する。

ここでも検査するが異常がないので、筋肉か精神的なものではないかと言われる。

会社は長期に休職している。

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以前、親戚に当院に通院していた人がいて、当院を紹介してくれた。

 

右腰(仙腸関節)の痛みが強く、特に歩行や動作時痛あり。

左右臀部から大腿の筋肉痛のような痛み

検査では右仙腸関節に異常あり。脳疲労の反応とストレスの反応もあり。

5月頃に仕事のストレスが結構あったようだ。

 

腰痛治療に脳疲労治療。多裂筋と腸腰筋も軽めに促通する。

痛みが強いのでセルフケアは無理の無い範囲でやってもらう。

いろいろな要因が混ざっているので10回くらいは通院するように話す。

 

画像検査に映らないけど、痛みが強くて動けない腰痛って結構あります。

病院に行ってもお手上げ状態で、痛み止めやブロックなどしても全く効果なし。

挙げ句の果てには見放されてしまいます。

 

この患者さまの場合、仙腸関節はたしかに炎症状態がありましたが、それだけではなく、よくよく話を聞くと仕事でのストレスがものすごくありました。

 

ですので、通常の腰痛治療だけではなかなか改善されません。

 

腰痛治療をしては仙腸関節の動きをつけるようにAKA治療を行いながら腰椎や骨盤を固定する筋肉である多裂筋や腸腰筋の筋出力を痛みが出ないように徐々に上げていきました。

 

それにプラスして脳の疲労(いろいろ考え込んでしまうタイプ)やストレスなどの除去を施術で行いました。

 

結果、徐々に回復して初診時に説明して通り10回の治療でほぼ完治したので終了となりました。

今では、ジムにも行って軽く身体を動かせるようにまでなりました。

 

患者さまが治療の感想を投稿してくださいました。

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なかなか治らない腰痛でお困りの方は当院までご相談くださいね。

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野球肘を克服してエースになった!

14歳 中学2年野球部 男子

 

小5で野球肘になってから今まで数回再発してその都度、数ヶ月休んでいる。

今回も3ヶ月前からの痛みで、今は軽いキャッチボールなら大丈夫だが塁間は痛い。

いろいろ治療に行っているがスッキリしない。

野球部のキャプテンがオスグッドで当院に通院していて、その紹介で来院する。

 

身体は細く、筋力不足がある。

まだ成長段階なので、過度に肘に負担がかけたくない。

中学で無理をして、この先投げられなくなった子供を過去にも多く見ている。

今回のケースは内側の痛みなので剥離骨折さえ気をつければ大丈夫だが、肘の外側が痛い場合は離断性骨軟骨炎の可能性が高く、そうなると肘の変形が起こるので長期間の東急禁止なることが多く、その先投げられなくなる可能性もあります。

 

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どの動作で痛みが出るのか?を確認して、肩甲骨・肩・肘・手首の筋肉を促通します。

特に肘や手首を固定している撓側手根屈筋と尺側手根屈筋、手の内在筋メインに促通を行います。

 

投球時に肘が下がってしまい、肘に負担がかかり、野球肘になることも多いので肩甲骨周りの筋肉(特に前鋸筋と菱形筋)をしっかりとコントロールすることで、肘が下がらない体幹を身に付けます。

この野球少年も徐々にキャッチボールの距離や強度を上げながら、無理をしないように気をつけて治療を行い、セルフケアもしっかりと行うように指導しました。

 

1ヶ月で普通に投げられるようになり

2ヶ月で念願だったピッチャーが出来るようになり

3ヶ月で3年生の引退で新チームのエースになりました。

 

お母さんも最近の試合での活躍を嬉しそうに話してくれます。

嬉しい報告を聞くと治療家冥利につきます。

 

今月の末から新人戦が始まります。

肘を気にせずに思う存分投げられるように、今後もフォローしていきます。

 

野球肘で思うようにボールが投げられずにつらい思いをしている野球少年・少女は

当院までご相談くださいね。

 

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産後の尾骨の痛み

44歳 主婦(会社員)

第2子出産後6ヶ月

 

主訴は尾骨の痛みで床で授乳してから立つ時がかなり痛い。

尾骨が直接当たって無くても痛い。もちろん当たっても痛い。

以前当院に通院していた患者さまの紹介で来院。

骨盤の開き(おしりが大きい)のも気になる。

 

出産によって骨盤周辺の筋肉の低下が起こります。

骨盤矯正をしても、その筋肉を以前のように戻さないと骨盤や腰椎(腰の骨)

を支える力が弱くなり、腰痛や尾骨などの骨盤の痛みが起こります。

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腰椎の前弯が消失しているので多裂筋の筋力低下が見られます。

骨盤矯正(と言ってもバキバキせずに優しい力で行う)に腰と内転筋の促通を行う。

 

あとは座位や立位での骨盤調整。

 

5回の通院指導と自宅でもセルフケアを指導しました。

その場で痛みが取れても、筋力はまた低下するので何度も促通して出力をあげないと

症状が落ち着かないからです。

 

途中夏休みの帰省などで治療期間が空いてしまいましたが、5回の治療で痛みも全くなくなり、お子さんとのディズニーランドデビューも出来ました。

産前に履いていたパンツも履けるようになりました!

出産後に尾骨の痛みを訴える方は非常に多く見られます。

産後1年くらいで骨盤は動きが固くなり、そうすると戻りにくくなったり、戻すのに回数がかかってしまうので、早めの受診をおすすめします。

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2年以上の梨状筋症候群(お尻の痛み)

54歳 会社員 男性

2年以上前からの右臀部の痛み。

近所の整骨院に10回位行ったがあまり良くならなかった。

レントゲンなどは撮ってない。通院していた整骨院では梨状筋症候群と言われる。

臀部をよくほぐしてくれたがすぐに固くなり、痛くなるの繰り返しだった。

 

日常生活動作には支障がないので本腰を入れなかったが、趣味のランニングを止めていて、復帰したいので来院。

症状は①常に鈍い痛みがある②夜中に目が覚めると臀部が痛い③寒くなると痛みが憎悪④股関節屈曲制限あり⑤あぐらがかけない。

検査では右の大腿筋膜張筋に圧痛あり。股関節外旋時痛と外旋制限あり(あぐら動作)。屈曲制限あり。

梨状筋もかなり固くなっていて、梨状筋のストレッチ検査をすると痛い。

梨状筋はお尻の深い所にある筋肉で、その下を坐骨神経が通っています。その梨状筋が硬くなってしまったり緊張してしまうことで坐骨神経を圧迫し、症状を引き起こす病態を「梨状筋症候群」と呼び、坐骨神経痛を引き起こす原因のひとつとして知られています。

梨状筋が硬くなり坐骨神経を圧迫することで症状を引き起こす梨状筋症候群。梨状筋が硬くなる原因は様々で、日常生活やスポーツなどで繰り返し負担がかかった場合や、股関節の異常による場合など多岐に亘りますが、はっきりとした原因が思い当たらないことも多くあります。

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大腿筋膜張筋と梨状筋が緊張状態ということは◯◯筋と◯◯筋が低下しているから腰椎や股関節の関節運動が正常に行われなくなってそれが筋緊張や痛みの原因になっていると説明して施術に入りました。

治療後はあぐらが楽になり、外旋制限もだいぶいい。

セルフケアを指導して自宅でもやってもらいます。

 

その後、帰省して座敷でのあぐら姿勢での食事会が多かったので、痛みが戻ったりしましたが、継続して治療を続けたことで、筋力低下していた筋肉が本来の動きを取り戻し始めたら、常にあった痛み・違和感や夜間痛がなくなりました。

 

まだ、可動域制限などがやや残っているので継続して治療していきますが、痛みはほとんど感じ無くなっています。

 

セルフケアも頑張って継続してくれているのも、症状が改善しているポイントです。

大人はセルフケアをサボる傾向が強いです。(口では早く治りたいと言っているのに)

子供はしっかりとやってくれます。(早く治ってスポーツしたいから)

 

何事も継続することで力を発揮出来るようになるのですね~

 

 

膝の痛みを最短で治す!

14歳 男子 サッカー

 

クラブチーム所属の中学2年生。

1ヶ月前に試合中に右膝をひねり受傷。

近所の整骨院で膝の捻挫と診断。3週間練習を休んで1週間前から復帰する。

60%くらいのプレーは大丈夫だがそれ以上で強く蹴ると痛い。痛みは膝蓋骨内側の内側裂隙(膝関節の隙間)にある。圧痛もややある。完全屈曲、伸展時痛あり。

股関節の内旋制限あり。もともと身体も固い。

 

同じチームで以前通院していたチームメイトの紹介で車で片道1時間かけて来院。

 

今回の右膝は軽い半月板損傷もしていたかもしれない。うまく半月板が動いてない感じもありました。

初回の治療で治療後しゃがめるが突っ張り感が強いので、膝のセルフケアを指導してやってもらう。

 

1回の治療で90%でもボールを蹴っても痛みがなくなり

2回の治療で練習後のゲームもだいぶ動けるようになった。

3回の治療で普通に試合に出ても痛みがないので終了となった。

 

このケースではまず、膝がスムーズに関節運動が出来るように軸の合わせを行い、それと同時に膝関節を固定する筋肉(ここでは内側ハムと内転筋)をメインに促通して固定力を上げることで痛みがなくなり、普通にプレーすることができました。

 

捻挫などで炎症が起こるとその部分の筋力は確実に落ちます。

炎症が治まり、痛みが引いても、この筋力の低下を戻さないと関節運動が不自然な状態になり、また痛みを起こすのです。

 

関節をスムーズに動かすように、本来の動きと筋力を取り戻せば痛みは早期に無くなります。

これは膝関節に限ったことではありません!

膝の痛みでお困りの方は当院までご相談ください。

 

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